1)KYRESAに使用期限は、有りますか? |
使用期限は、有りません。KYRESAは、小袋を開封しない限り永年使用できます。ただし、吸湿性がありますので、開封後は速やかにお使いください。 |
2)除菌剤は、いつまで持ちますか? |
これも使用期限は、有りません。KYRESAで採用している除菌剤は、二酸化塩素といって安定物質ですから、永年効果が持続します。ちなみに、水道で使用されている次亜塩素(カルキ)は、液体であっても、粉末であっても1年程で揮発してしまい、除菌効果が無くなります。いざというときに使えなくては、防災用品として意味がありません。なお、規定量以上に入れると、まずくて飲めなくなりますから、使用量を守ってください。 |
3)被災した時、KYRESA SETまで必要でしょうか?ペットボトルの非常用水だけで十分ではないでしょうか? |
もちろん、ペットボトルの非常用飲用水が有れば、それに越したことはありませんが、コンビニ等の水類は瞬時に無くなると予想した方が賢明でしょう。とは言っても、もしものときに備えて、日ごろからペットボトルを持ち歩くにも限界があります。 このKYRESAの開発の発端は、阪神淡路大震災での教訓をもとに作られました。飲用水の入手はまだ良かったものの、生活用水がとても不足したことによります。これは日ごろの水道水の使用量のうち、飲用・食用に使う水以外の割合(炊事・洗濯・浴用・トイレ等)が圧倒的に多いことからも分かります。 最近の熊本地震の例からも生活用水の確保は、重要であることが分かります。(ちなみに、熊本に対して現物援助をしております。)もしも南海トラフ地震など広域の被災であった場合、ペットボトル水の入手は困難を極めるでしょうし、インフラの復旧も相当遅れると予測されます。このためKYRESA SETで作った生活用水は、飲用する場合でも水道水程度に安全・安心であるべきだと考えます。(ペットボトル水が無かった時でも、飲めること。簡単に、かつ大量に作り出せること。) |
4)KYRESAは、多めに入れても良いですか? |
指定された量以上には入れないでください。多過ぎるとKYRESAが溶け切らず、水が濁ってしまいます。指定量を入れて、浄化しても原水の不純物がまだ残っているようでしたら、KYRESAを少しずつ足して浄化します。少しずつ足すことで浄化の効果は、高まります。 |
5)ネットフィルターは、なぜついているのですか? |
KYRESAは微粉末のため、溶け切らずに水表面に浮く場合があります。飲用してもそれほど気にしなくても良いですが、上澄み水を移す時に、このネットフィルターで取り除きます。なお、一般的にフィルターのみでろ過したものは、たとえ高性能のものでも雑菌・ウィルス等までは除去できません。煮沸か、除菌処理しなければ飲用できません。 |
6)DPD試薬が、すぐに発色しません。 |
二酸化塩素は、水中に溶け出す量が少ないため、発色しにくい面があります。冬場でしたら10分程度、そのほかの時期でしたら5分程度おいてから、うっすらピンク色になれば、除菌できています。DPD試薬の発色が鈍いからと言って除菌力が弱いわけではありません。 |
7)KYRESA SETで作った水はいつまで持ちますか? |
一週間ぐらいは、持ちます。 |
8)作ったKYRESA水は、軟水ですか? |
硬水になります。先にも書きましたが、KYRESAの主成分がカルシウムのため、水の硬度が上がり、(たとえ原水が軟水でも)硬水になります。ただし、飲用には問題ありません。 |
9)水質検査の表の中で、※印が有るのは、飲んで危険ではありませんか? |
※印は、水道水の水質基準から外れているという表示ですが、濁度等は、KYRESAが溶け切らなかったものと判断できます。ただし、KYRESAは本来、非常時に使用するものなので、どのような場合・どのような原水でも、完全に浄化できるとは限りません。被災した場合は、出来る限りきれいな原水を採取することをお勧めします。(すべての原水に対して保証・安全証明をすることは現実として出来ません。平常時の池川の状態が、非常時でも同様であるという保証は、残念ながら無いからです。)
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